AI と一緒に使う GIT
diff を AI に渡してコミットメッセージをもらい、コンフリクトも一緒に解きます。ただし読んでいない破壊的コマンドは絶対に実行しません。
学習目標
- diff を渡して使えるコミットメッセージを得られる
- コンフリクト解決を AI と一緒に行い、最終判断は自分で下せる
- 破壊的コマンドを実行前に検証し、reflog で復旧できることを知る
コミットメッセージを書くのが面倒なら、git diff --staged の結果を丸ごと AI に渡してメッセージを頼みましょう。コードを読んで何が変わったかを要約するのは、AI が本当に得意な仕事です。ただし出てきたメッセージをそのまま使わず、「なぜ」の部分は自分で埋めてください。AI は何が変わったかは分かっても、なぜそう変えると決めたのかは知りません。
コンフリクト解決でも AI は役に立ちます。コンフリクトした箇所を丸ごと貼り付け、両方のブランチがそれぞれ何をしようとしていたのかを説明すれば、合わせ方と注意点を指摘してくれます。それでも最終判断は人の役目です。AI はあなたの製品のルールを知りません。合流させた後は必ずテストを走らせて確認してください。
最後に安全上のルールです。AI が出した GIT コマンドをそのまま貼る前に、それが何をするコマンドかを読んでください。git reset --hard・git push --force・git clean -fd は取り消せない結果を生みます。そして誤って実行してしまっても慌てないでください。git reflog に HEAD が通ってきた場所が記録されており、そこから失ったコミットのハッシュを見つけて復旧できることが多いです。
このステップで覚えるコマンド
目で読むだけでなく、実際にターミナルで打ってみてください。手が覚えて初めて実務で出てきます。
git diff --staged- コミットメッセージを頼むとき、AI に渡す材料です。
git log --oneline -20- 最近の履歴を短く見ます。変更について尋ねるとき一緒に渡すとよい文脈です。
git config --global alias.lg "log --oneline --graph --all"- 毎日使うグラフ付きログを `git lg` の一語に短縮して登録します。
git reflog- HEAD が通ってきたすべての場所です。reset を誤ったときここから生き返ります。